【天地開闢・国生み・神生みの神様】 | ドルフィンボルテックス

5月28日29日 出雲で出展

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2020/06/02 17:41

古事記の中で最初に現れた神様、アメノミナカヌシ、次にタカミムスビ、次にカミムスビ。この三神を称して造化三神と呼ぶ。サムハラ神社、水天宮の神様。造化三神はパッと現れてパッと消えた。そこにあるがない。天御中主は天の中心の主と書く。つまり宇宙根元の神。引力を意味する。引力はあるが見えない。タカミムスビとカミムスビは発展進化の神。引き寄せる神と反発する神、これが太陽系である。また、この神様は誰も生んでいない。勝手に成った。古事記は【なる・うむ・つくる】で構成されている。


イザナキとイザナミは、男女の性別を持った神様で、最初に夫婦になった神様。伊弉諾神宮、熊野大社などのご祭神。日本の国土と沢山の神々を産んだ。しかしイザナミは最後に炎の神様を生んだ時、火傷して死んでしまう。イザナキは悲しみのあまり黄泉の国まで迎えにいく。しかし、些細な事で喧嘩して別れてしまう。この時にイザナミは「1日1000人殺してやる」と叫んだ。イザナキは「それならば、私は1日1500人産んでやる」と言い返した。穢れたイザナキは禊を行う。この時に最も尊い神様、アマテラス、ツクヨミ、スサノオを生む。


イザナミはイザナキの奥さん。伊弉諾神宮、熊野大社などのご祭神。イザナキとイザナミは日本の国土と神々を沢山生む。最後に炎の神様ホノカグヅチを生んだ時、火傷して死んでしまう。これは火の扱いだけは気をつけなさいと言う人への啓示である。その炎によって穢れた二人は最後は水によって穢れが祓われる。しかし、些細な事で喧嘩して別れてしまう。この時にイザナミは「1日1000人殺してやる」と叫んだ。イザナキは「それならば、私は1日1500人産んでやる」と言い返した。そうやって死と生が出来た。


アマテラスは、八百万の神の中でも最も尊い神。太陽を司る太陽神、天皇の祖神、そして伊勢神宮内宮のご祭神である。イザナキの禊によって左目から生まれた神様。その時に二柱の弟、ツクヨミ、スサノオと一緒に生まれる。アマテラスとスサノオの誓約(うけい)の際、スサノオが暴れ、女神の命を奪う。アマテラスは悲しみのあまり天岩戸に篭る。また、国譲りの際、オオクニヌシに我が国は【シラス国】だと進言する。天孫降臨の際は、ニニギに三種の神器を渡し、この時に三大神勅を告る。


ツクヨミは、アマテラスの弟であり、スサノオの兄でもある。月読宮のご祭神。天照が太陽なら、ツクヨミは月と夜の神様。支配領域は、天や海に限定されず広い範囲に及ぶという。また、大陸に派遣され大陸の神様になったという説もある。いずれにしても、謎が多い神様である。また、ツクヨミ(月読)という「月を読む」意の名前から、暦とのゆかりも深い。暦は月が満ち欠けする月齢と連動しており、満月から次第に月が欠けていき、新月になるまでの時間の流れを基準とする指針の神様である。


スサノオはイザナキの子で、八坂神社、氷川神社のご祭神。聞き分けのないスサノオは父であるイザナキに育て方を間違えたと追放される。その後、姉のアマテラスがいる高天原で事件を起こしてしまい、今度は葦原中国(地上)へ追放されてしまう。追放されると地上で八岐大蛇と戦い英雄になる。その後、クシナダヒメと結婚してスセリビメを生む。スセリビメはオオクニヌシと恋に落ちるがスサノオは数々の試練を与える。少しやんちゃだが、家族思いの心優しい神様である。


世界で一番簡単な古事記 プチ神格講座  ①天地開闢 国生み/神生み編