【天岩戸・国作りの神々】 | ドルフィンボルテックス

5月28日29日 出雲で出展

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2020/06/02 18:08


宗像三女神は宗像大社、厳島神社、宇佐八幡宮のご祭神。スサノオの剣から生まれた神様であり、スサノオの子とされる。天照から直接ご神勅を頂いた二柱の神様の一柱。天照から外を守れと命じられる。宗像三女神は宗像大社にて朝鮮半島を向いて、外交の神として祀られている。スサノオと天照が誓約の際、 宗像三女神は長女にタゴリヒメ、次女タギツヒメ、三女イチキシマヒメと呼び、美人三姉妹。特にイチキシマヒメは美人で水の神様だったことから、インドの神様、弁天様と同一化された。



アメノウズメ芸能の神様。そして天岩戸で活躍した神様。胸を出し天照が天岩戸に篭った際、天照によく似た神様が現れたと、裸踊りをした。神々は大いに盛り上がり天照の気を引き天照を助け出す事が出来た。アメノウズメは、その後サルタヒコの妻となり「猿女」と呼ばれるようになった。伊勢の猿田彦神社の境内に、猿田彦神社の本殿と向かい合うように佐瑠女(さるめ)神社が建っており、アメノウズメはそこで芸能の神として信仰されている。今でも多くの芸能人が舞台祈願などに訪れるそうである。



アメノタヂカラオは、高天原(天界)で最も力が強い神様。怪力の神、スポーツの神である。戸隠神社のご祭神。有名なのは天岩戸。天照が天岩戸に引き篭ると高天原が闇に閉ざされる。この時、顔を外に覗かせた天照の手を引いて外に出したのがタヂカラオ。其の後、岩に縄を締めて二度と入れないようにした。その時に投げ飛ばした岩の扉は、日向から信濃国戸隠山に落ちたという説もある。これが戸隠神社である。この時の縄が、現在神社にある「しめ縄」となった。アマテラスを映した鏡が三種の神器の一つ「八咫鏡(やたかがみ)」である。



オオクニヌシといえば、出雲大社のご祭神。心優しく、頭も良く、医術にも明るかった。有名な話は「因幡の白兎」。この時、ヤガミ姫と結ばれるが兄たちである八十神の嫉妬を買い何度も殺される。その度、母に助けられる。その後、スサノオの元に身を隠すとスサノオの娘スセリビメと恋に落ちる。この時もスサノオに数々の試練を与えられるが2人で力を合わせて試練を乗り越えた。オオクニヌシは義兄弟となったスクナビコナと共に、国作りを行い完成すると、アマテラスに国を譲る。そして、神々を祀る出雲大社のご祭神となる。



ヤガミヒメといえば、オオクニヌシの最初の妻。オオクニヌシの兄達である八十神が美しい女神がいるらしいから一目見ようと、みんなの荷物をオオクニヌシに背負わせてヤガミヒメに会いに行く。その道中、皮を剥がれた兎に出会う。その兎は【因幡の白兎】兄達はその兎に嘘をついていじめる。後から通りかかったオオクニヌシは兎を治療し治してあげた。八十神がヤガミヒメに会うと、ヤガミヒメは『私は、あなた達の言うことは聞きません。私はオオクニヌシ様と結婚しようと思っています。』と二人は結ばれる。しかし二人は共に暮らすことは出来なかった。



スセリビメはスサノオの娘であり、オオクニヌシの2番目の奥さん。 オオクニヌシの心を一目で奪った女神である。スセリビメはスサノオが溺愛した娘。出雲大社や春日大社に祀られている。 スセリビメはスサノオによく似て気性が激しく、おてんば娘。 スセリビメの【スセ】とは進むという意味。または、スサブという意味がある。このスサブとは荒ぶるという意味。スサノオに溺愛され、育ったスセリビメ。 その為に、少々のわがままも許され、伸び伸びと育った事で、天才的な発想が出来る女神へ育った。他への愛を許さない女神である。



スクナビコナは様々な薬や酒、温泉を作った。四国の道後温泉や箱根の湯本温泉、別府温泉など有名な温泉のほとんどはスクナビコが発見したと言われている。また、医療の神、酒造りの神、と呼ばれている。一寸法師の原型になったとも言われる。国作りの際、オオクニヌシと義兄弟となって国作りを手伝ったナンバー2である。しかし、ある日突然スクナビコはオオクニヌシの元を去ってしまった。これは最後の手柄を残してオオクニヌシに乗り越えさせる事で自信を持たせる為だった。こうやって最後の手柄を与える神でもあった。



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